【金髪チヌ録・第17投目】

こんにちは!

今回のブログは、前回の「初秋のチニング5つのコツ」の続編となります。

前回のブログをまだ見てなかったーー!

という方は、先にコチラ↓をご覧いただくと、より理解が深まるような内容となっております。

さてさて、前回のブログでは、「初秋のチニング5つのコツ」というタイトルで投稿いたしました。

最近の記事にしては珍しく多くのアクセスをいただき、ありがとうございます♪

その中で、「初秋のチニングはデイでの釣果が出やすいよ」と、皆様にご紹介したわけですが、ただでさえハードルが高いデイでのチニング。

ほんとに初秋のチニングはデイでも釣れるの?

と疑問に思われる方も多いのでは?

そこで、そんな疑問へのアンサーとして、自ら検証してきましたよ~というのが今回のお話し。

これで全然釣れなかった日には、「あいつは口だけ」という称号をいただくことに…

はたして、検証の結果はどうだったのか?

ということで、まずはいつものように結果からいってみましょー!

今回のブログは、9月13日と14日の釣果をまとめてご報告。

釣果報告!

9月13日。

金曜日の次の日であり、同時に日曜日の前の日。

13日はそんな日。

暦の上では秋。

気温は夏。

程よく活性の上がったチヌを狙う作戦。

初秋の季節の日中は、まだまだ気温も高く、それにともなって水温も上がります。

チヌの活性も上がる絶好のタイミング。

チヌの適水温は15~25℃。(参照:海野徹也 著 クロダイの生物学とチヌの釣魚学)

夏場のデイはそれよりもかなり水温が高くなるため、チヌにとっては適温とは言い難い環境。

それに比べて初秋のデイは水温もチヌの好む適温になりやすく、積極的に浅場で捕食をおこないます。

デイで釣るなら初秋なのは、そのため。

狙いのポイントに到着したら、早速キャストを開始。

気温は夏とはいいつつ、あの刺すような暴力的な暑さは和らいだみたい。

岩場にも、見えチヌがうろうろしています。

まずは少し早めなズル引き(10秒/7回転)で様子見。

海底の起伏を感じるために、最初は一定の速度で底を這わせます。

で、所々重みを感じるところが窪んでいたり、藻があったり、地形が変わったポイント。

そういう場所は少し巻くのをやめて、止めたまま軽くシェイク。

ガツッ!

強いアタリ。

9月13日にチニングで釣った40cmのチヌ。

浅いので右に左にめちゃくちゃ暴れて、ようやくキャッチ。

元気満々のおチヌちゃんでした。

この日は用事のため、早めに退散。

次の日の体力を残しておかねば…

日にち変わって14日。

吉井川水系干潮時の画像

干潮付近を狙っての釣行。

良い具合に引いてます。

この付近は流れもあり、遠投すると少し深くなるため、初秋のチヌを狙うには絶好のポイント。

大漁を目指すべく頑張ってみたものの、釣れたのはチビ助1枚のみ。

9月14日。チニングでの釣果

粘ってもダメな時は、ささっと移動してみるのも一つの手。

ということでポイントを移動して仕切り直し~🚗=3

すると、移動してすぐ遅めのズル引き(10秒/6回転)→止めからの

コンッ♪

9月14日。42cmチヌ。

推定41cmのおチヌ。

少し窪みになっているところにルアーを落として、シェイクしようかな~と思って止めた瞬間のアタリでした。

3匹目のドジョウならぬ3匹目のチヌはそれから20分後くらい。

ズル引き→止め→小さいシェイク で、

ガッ!

9月11日。推定38cmのチニングで釣ったチヌ

サイズはもう1周り欲しいくらいの推定38cmのチヌガール。

2inのリトルスパイダーをガッツリと喰ってきてくれました。

初秋とはいえ気温はまだまだ高くて、1枚釣るたびに汗がじっとりと流れます。

その後はあたりも無く、ますます暑くなってきたところで退散。

結局、「初秋のデイチニングでチヌは釣れるのか?」

の検証は、2日間でトータル4枚という結果となりました。

それでは、両日で使用したタックルのご紹介です。

使用したタックルのご紹介!

固定タックルはいつもと同じ。

詳しくはコチラ↓をご覧ください。

使用ルアーのご紹介!

1日目の組み合わせは、リトルスパイダー3in+スイッチヘッド7g+シングルフック29#2

2日目は、リトルスパイダー2in+スイッチヘッド7g+シングルフック29#2
    クレイジーフラッパー2in+スイッチヘッド7g+シングルフック29#2
    

でした。

普段なら5gのスイッチヘッドを使うことが多いのですが、今回は遠投して深場を狙いたかったので7gを使用しました。

7gくらいになると、良く飛ぶというメリットの他に、海底をじっとり這うように移動するため、底の地形が良くわかるというメリットもあります。

重けりゃ重いほど飛ぶんだから、9gでもよいのでは?と思われがちですが、9g以上になるとスイッチヘッド(シンカー)が底に埋まってしまい、スムーズな移動をさせずらいことがあります。

砂や泥などの底質でどうしてもシンカーが埋まってしまうときは、チヌ魂やチヌパラドッヂなどの樹脂製シンカー(リグ)を使うと、同じ重さでも移動がスムーズになります!

とはいえ、強風な時やもっと遠投したいときなどは9gを使用することもあるので、結局はケースバイケースなんですけどね~

と、シンカーの重さの話はこの辺にして、2日間で釣果をあげたロッドワークについて、少し深堀りしていきたいと思います。

初秋のチニングで釣果を伸ばすヒントになるはずなので、この先もぜひお付き合いください!

ロッドワーク

チニングにおける4大ロッドワークといえば、ズル引き・ステイ・シェイク・リフト&フォール(ボトムバンプ)。

その中でも、おそらく90パーセントくらいを占めるのはズル引き。

正直、チニングはズル引きだけでも成立してしまいます。

それほど重要なロッドワークですが、操作自体は超絶簡単。

どれくらい簡単かというと、生まれて初めて釣りした人でも、5分あったらマスターしてしまえるほど。

なんなら、鬼太郎のお父さんのモノマネするくらい簡単です。

ズル引き

文字通り、シンカーやルアーを底に這わせながら引いてくる。

ズル引く速さは状況によってまちまち。

あまり早く巻くと底からシンカーやルアーが離れてしまうため、常に手元にココココとか、コンココンとか感触が伝わる速さで巻くのが基本。

常に手元にいろいろな感触が伝わってくるので、経験の浅い方はあたりなのか地形の起伏を拾っているのかが分かりにくいと思いますが、慣れれば不思議と分かるようになってきます。

私も慣れるまでは、アタリだ!アワセ!…スカッ!みたいな感じで、慣れるまで戸惑っていましたよ…

チニングはズルに始まり、ズルに終わる。

まずは、あちこちズルズルしてみましょーー!

ちなみに、わたしの普段のズル速度は、10秒/7回転くらいです。

ステイ

カッコ良く名前付けると「ステイ」。

かっこよく言わない場合は「何もせず放置プレイ」。

ようは、何もせずその場にとどめておく。

チニングにおいては、ステイのみではほとんどの場合成立しないため、これ単体で使うことはほぼありません。

が、他のアクションと組み合わせることによって威力を発揮するのがこのステイ。

ズル引きからの…ステイ。

リフト&フォールからの…ステイ。

のように、動きと動きの間を繋ぐのがステイ。

間にこのステイを入れると“メリー”と“ハリー”。つまりメリハリが付きます。

何もしないことが次の動きの起点になるのです。

ある意味、このステイがロッドワークの中で1番「深い動き」かもしれません。

どのくらいステイするか(止めておくか)もまた、状況により様々で、1秒の時もあれば3秒の時もあります。

シェイク

ブギーな胸騒ぎ。

言葉で言うなら、「竿先をシャカシャカしてみる」といった感じ。

もう少し具体的に説明すると、竿先を10~15cm程度、上下に揺さぶるのがシェイク。

シェイクすると、水中でルアーがほぼ移動せず、小刻みに動きます。

この、小刻みに動く動作が、ルアーに生命感を付与(エンチャント)し、チヌを魅了します。

やってみると意外に簡単なのですが、このシェイク中にあたりがあることも多く、チニングにおいては強力な武器となります。

リフト&フォール

多分、チニングにおけるロッドワークでいえば、これが一番難しい!

言葉で言うなら、「竿先をしゃくって、ルアーを底から跳ね上げる」となります。

チヌは縦の動きに反応しやすいという特徴があるので、水中でルアーを跳ね上げ、落ちるときの縦の動きで反射的に喰わすというのが、リフト&フォール。

言うは易く行うは難し。

これ、正直結構練習しないと上手くできません。

竿先をしゃくりながら、リールを巻いてある程度のラインを巻き取りながら着底。

これが、なかなか上手いことできないんですよね~

とにかく練習あるのみ。

しゃくったあとに、シンカーが底に落ちる「ポトッ♪」を手元に感じられるようになったら、リフト&フォールはマスターしたといっても良いでしょう。

リフト&フォールは目立ち度としては最高得点(スケートで言えば4回転アクセルくらい)ですが、動きが強すぎるが故に、かえってチヌを驚かせてしまったり違和感を抱かせる要因になったりもします。

ご利用は計画的に💕

下に、4つのロッドワークのメリット・デメリットをまとめましたので、参考にしてみてください。

アクション操作方法メリットデメリット有効な状況・タイミング
ズル引きボトム(海底または川底)近くを保ちつつ、リグを引く。 テンポを一定にして地形の起伏を感じながら引くと◎ 1. 警戒心の強いチヌにも違和感を与えにくい →スレた魚でも食わせやすくなる。
2. 常に底をトレースできるため、チヌが付いていそうな地形(障害物・起伏・かけ上がりなど)を探しやすく、反応が出やすい。
動きが単調になりがち → チヌに見切られやすく、アクションに変化を入れないと食いつきが悪くなることがある。・ 活性が低いとき、チヌが動きをあまり追わないとき
・濁りが少なくて視覚的にアピールがあまり効かない時
・底質が安定していてリグが底に引っかからない場所でつかうと◎
ステイリグを動かさずに一定時間その場で止める。たとえば「ズル引き →ステイ」「アクション後にステイ」「フォール/落下後ステイ」など。 カウント(秒数)を取って安定したステイを入れる。 1. チヌの警戒心が高いとき、動きが少ない方が安心して食ってくることがある。ワームをじっと見せる時間があるのでバイトを引き出しやすい。
2. 他のアクションで反応が無いときの“間”として使える。動きの変化を作れるので、チヌの興味を引き直すことができる。
動かさなさすぎると魚に気づかれない/見切られる可能性あり。また、ステイ時間を長くしすぎるとテンポが悪くなることも。・水温が低めで活性が非常に低いとき
・夜間/朝夕など静かな時間
・障害物が多くて動かすと引っかかる可能性のある場所
シェイクリグをその場で小刻みに揺らす。穂先を小さく震わせてワームを揺らす。 1. 魚がワームをじっと見て警戒しているときなど、「動きで興味をそそる」アピールとして有効。反応が渋いときの起爆剤になる。
2. 一本のスポット(ピンスポット)を丹念に探るのに適しており、小さな変化でバイトを誘発できる。見えチヌ狙いなどで有効。
持続力・が必要。シェイク=動きが細かすぎて、見切られる場合や魚が反応できない場合も。 またラインのテンションやスラッグ調整をきちんとできてないとアクションが伝わりにくい。・流れが穏やかで魚が近くにいる可能性が高いとき
・障害物周辺や起伏があって魚が隠れているような場所
・活性が低~中くらいで、静かに誘いたい時
リフト&フォールリグを持ち上げ(リフト)、一定の高さまで引き上げた後にフォール(落とす)動作を入れる。フォール時・フォール後のステイを入れるパターンも多い。底バンプ(跳ね上げ&着底)と組み合わせることも。 1. フォール中に魚が“落ちてくるもの”を捕食する本能に反応しやすいため、リアクションバイトを誘発することがある。動きの変化が強いため、魚の注意を引きやすい。
2. ボトムの起伏を超えたり、底からリグが離れたりするときに、ワームが浮遊/落下する間にチヌが追いやすい。フォールでの見えやすさ・アピール度が上がる。
動きが大きいため、根掛かり/障害物に引っかかるリスクが上がる。重いシンカーや深い場所ではフォールが長くなる→時間効率が悪くなることも。・活性の高い時
・他の動きで反応のないとき。

ということで、今回のブログでは、チニングに有用な4つのロッドワークについて解説いたしました。

初心者の方や、あまり経験のない方は、4つを一度に練習するのではなく、まずはズル引き→ステイ→シェイク→リフト&フォールの順番に慣れていくのがおススメですよ!

さて、またまた長めになってしまいましたが、最後にまとめておきましょ~!

まとめ!

今回のブログでは、ズル引きとシェイクという2つのロッドワークを中心としたデイチニングを実践。

13日は1枚、14日は3枚の釣果を出すことができました。

それから、ズル引き・ステイ・シェイク・リフト&フォールのチニングに有効なロッドワーク4つを解説させていただきました。

どのアクションも操作自体の難易度はあまり高くないですが、効果は抜群!

ぜひ覚えて、1枚でも多くの釣果に繋げていただけると嬉しいです。

ということで、今回はここまで。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

皆様に良い釣果がありますように♪

masa。

3桁まであと…

49枚!!

やっと半分..._| ̄|〇 ガックシ…